子育ても一段落。50歳になった私と書道の出会い
こんにちは。名古屋市、日進市の書道教室『田中書道学院』 広報担当です。
今後の人生を実り豊かなものにするためには?
今年の4月、とうとう50歳になってしまいました。半世紀かあ…と思いながら、朝食の後片づけをしていたら、中学時代の同級生2人から「50歳の誕生日おめでとう!!」と何年かぶりに連絡がありました。
50歳のお祝いは、やっぱり盛大にやらなきゃねっということになり、3人で集まることになりました。
お酒を飲みながら、昔話に花が咲き、帰る頃には「これからの人生をいかに楽しく実り豊かなものにするか」と真剣に語り合っていました。
3人とも子育てが一段落し、自分のために使える時間も増えつつあります。「自分磨きにもなるような何か熱中できる事を見つけたい!!でも何をしたらいいのだろう…自分には何ができるんだろう…」と考えていました。
大人の趣味・習い事探しイベントに参加
そんな中、ちょうどタイミングよく『大人のための趣味・習い事探し』というイベントがあるのを知り、3人で出掛けてみることにしました。
ダンス・カメラ・ヨガ・英会話・陶芸等々、様々な習い事がありました。
子どもの頃の習い事は、親にやらされていたということも多いと思いますが、大人になった今は純粋に「やりたい!!」と思う事を選べばいいので、きっと心から楽しめるはずです。
イベントでは、それぞれの簡単な無料体験ができるようになっていたので、私たちは何をやりたいか考えながら見てまわっていました。
書道体験を通して感じた書道の面白さ
その中でふと目にとまったのが行列のできていた田中書道学院のコーナーでした。
今までやったことがない事にもチャレンジしてみようという気持ちもありながら、50歳になった今、できなかったらどうしよう…という気恥ずかしさもあったりして…。
その点、書道は子どもの頃に経験しているし、何とかできるかなという気軽さもあったので、早速体験してみることにしました。
冠婚葬祭の時に筆ペンを使うことはありましたが、筆を持ったのは高校生以来でした。筆に墨液を付け、真っ白な半紙に向き合った時、自然に背筋が伸びて、心地よい緊張感とともに、とても懐かしい気持ちになりました。
大人の習い事で書道は人気のようですが、その理由が少しわかった瞬間でした。
大人の習い事は書道がおすすめ?
書道が人気の理由は他にもあるようです。
デジタル社会の今、私たちはパソコンやスマホで文字を打つことが多くなり、文字を書くことが本当に少なくなりました。
パソコン・スマホの作業に慣れきってしまうと、脳の活動や記憶力はどんどん低下してしまうそうです。だからこそ文字をかくという作業は、現代人にはとても必要なことなんです。
書道は、墨のにおいや心地良い緊張感でストレス軽減効果がある上に、文字を書くという作業で脳が鍛えられ認知症予防にも大変良いと言われています。
文字を書く際、実に多くの注意を払う必要があります。半紙の中にバランス良く書けるよう頭の中でイメージしながら、正しい書き順で、一筆ごとに指先を繊細に動かし「とめ」「はね」「はらい」に気を配り、線の太い細いやかすれ具合なども調整します。
専門的な事はよくわかりませんが、半紙に何文字かを書く短い時間の中で、脳の多くの部分を使うことがよい刺激になっているのかもしれませんね。
このような集中力、注意力、思考力を必要とする、例えば書家や画家や演奏家などといった職業の人は認知症になる割合が少ないという話も聞いたことがあります。
認知症予防には人とコミュニケーションをとることも重要な要素のひとつのようなので、書道は通信教育や独学することも可能ですが、私達50歳以上の人は書道教室に通うほうがおすすめかもしれませんね。
複数の人が集まる教室に通い、書く時は1人の世界に没頭するというのがベストではないでしょうか。大人になると新しい友達はできにくいものですが、同じ趣味の人とは気軽に話せますし、会話も弾みそうです。
今後の人生、書道にもっと触れていきたい
私達日本人は子どもの頃、誰もが一度は体験したことのある習字や書道。
とても身近なものでありながら、知らないことがまだまだたくさんあるように思います。大人になった今、「書」という文化を改めて学んでみたいなあと思いました。
…という訳で、イベントの帰り道、今度は京都に行って写経をやってみよう!!という話になりました。
50歳、人生の後半を楽しく実り豊かにするために…行動あるのみ!!です。