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人生100年時代。50歳を過ぎて書道という新しい趣味を見つけました。

習字を習おうと思ったきっかけ

私は50代男性です。習字を習おうと思ったきっかけは、息子の結婚式の宛名書きを頼まれたことです。筆を持つのは息子の命名を書いて以来。当時、きれいに子どもの名前を書こうと久しぶりに持った筆は懐かしく、必死で半紙に書き上げたのを覚えています。

あれから27年、その息子の結婚式の宛名書きです。息子に恥をかかせてはいけないので、教室に通ってみようと思いました。スマホで「栄 大人 書道教室」と検索、田中書道学院がヒットしたので、早速見学の予約をしました。

書道教室に飛び込みました

仕事帰りに栄で途中下車して教室へ向かいます。教室に入ると男性の生徒が3人、女性の生徒が6人いました。「書道教室に通う方は女性が多いのでは?」と思っていたので、男性がいてまずは一安心。先生は落ち着いた感じで明るく、笑顔がさわやかな方です。生徒の皆さんは大筆や小筆、仮名文字、ボールペンなど、一人ひとり自分の好きな字を練習されていました。

私は案内状の宛名書きが目的なので小筆コースを希望しました。筆の持ち方、筆のおろし方、墨のつけ方など親切かつ丁寧に指導してくれるようでした。入会の説明や勧誘などがしつこくないのも嬉しかったです。私はとにかく早くきれいな字を書きたいと思い、田中書道学院に入会を決めました。

「基本は姿勢だった」「止まる?美文字のコツ」

初めてのおけいこ日。先生は「ちょっとしたコツをつかめば必ずきれいな字が書けるようになりますよ」と言いました。本当かどうか半信半疑でしたが、綺麗な宛名書きを書くという目標のためにも、コツを習得できるように頑張ろうと思いました。

先生曰く、私の字はどうも右上がり過ぎに書く癖があるようで、「まずは姿勢かな?」と教えてもらいました。姿勢は大事だそうです。また「字を書くときに肘を横に張りすぎてませんか?」と言い、肘をおろして左手は紙を押さえ脇をしめるよう教えてもらいました。なるほど、真上から中心が見えてきました。書きやすさが全然違います。

そしていよいよ線引きの練習。先生から「美しい字というのは直線と曲線の良いバランスで出来上がっています。また、止まることが大事です。○○さんは人名を練習するので漢字が多いのですが、漢字は転折部分、曲がる所が大事です。転折部分でしっかり止まると次の画へ行く時の目標ができ、その線自体が強い線になるのです。反対にひらがなは全体的に直線的でなく丸みをもたせると上手くみえます」と教えてもらいました。おけいこ初日から先生は私の字の癖をしっかりと見抜いてくれ、ちょっとしたポイントを適切に指導してくれました。やっぱり入会して良かった!と初日から感じました。

書道教室で日常のストレスを解消。書道が生活の一部に!

入会してからは、毎週木曜日きちんと目標を持って教室に通っています。私が通っている講座は振り替え授業ができるので、仕事の都合で木曜日に通えない時は他の曜日に振り替えることができるのも有難いです。

毎回、教室に入るとふわっと墨の香りがします。とても落ち着く日本の香りです。生徒の皆さんはとても熱心で静か。ただただ集中して字を書いています。私も墨の匂いと少しの緊張感で、他の事を考えることなく、ひたすらきれいな字の手本をみて書き込みます。ただ書くことに集中し、他の事は何も考えません。そして、一つのことに没頭するので、あっという間に時間が過ぎます。心地よい疲れを感じ、何かをやり遂げたかのような達成感も味わえます。通ってみて初めて分かりましたが、書道は日常のストレスを解消してくれるのです。

私は、毎週木曜日が楽しみになり、日常の中に書を学ぶという素晴らしい習慣が身に付きました。教室でも顔見知りの人たちが増え、毎回挨拶をかわすようになりました。大人になってから新しい仲間が増えるのはとても嬉しいです。この書道教室に通っているほとんどの人が、字が綺麗になりたいという同じ目的で机に向かっています。先生から指導を受け、生徒同士で刺激し合う、そんな時間も自分磨きをしている気分で嬉しくなります。教室に通っている皆さんとのお話しで、大人から習字を習い始める人がこんなにも多いのだということも知りました。

筆順の大切さ

ある日、先生が大筆を練習している生徒さんに、「目習い、指習い、手習いの順を踏まえ、まずはじっくりお手本を見る目習いをしましょう。それから指で字をなぞってみる指習いをします。そして筆を持って実際に書いてみる手習いを始めましょう。筆順もとても大切ですよ。」と話していました。

やはり書き順は理にかなっていて、正しく書くと大変上手く書けるそうです。今まで間違ってなければいいのではと筆順のことは気にも留めてませんでしたが、筆順もとても大切なのだと教わりました。私は苦手としている字がいっぱいありますが、なかでも「飛」の字は書き順を意識することで見違えるほど良くなったのです。自分としてはとても素晴らしい発見でした。筆順の基本は上から下へ、左から右へ、とも教えてもらいました。

先生はポイントとなるところを的確に指導してくれます。そして、添削した後は少しでも良くなった部分を見つけてこちらが恥ずかしくなるくらい褒めてくれます。これがまた嬉しいしやる気につながっています。毎回、先生は上手くなるポイントをたくさん教えてくれるのですが、自分の頭に残るのが一つだけの時もあります。しかし、先生は「それでもいいです。一度に全て覚わらない、どれか一つでもものにすればその積み重ねでどんどん上達します」そして、「とにかく書きなさい、しっかり手本を見て真似ることから始めましょう」と励ましてくれます。

ひらがなの秘密

ある日のおけいこの時間、ボールペンでひらがなの基本を練習されてる方がいました。その生徒さんが先生にひらがなを添削してもらっていた時の話を聞いて、とても勉強になったことがあります。それはひらがなと変体仮名のちがいです。他にも先生は色々と説明されたのですが、一番印象に残ったお話しがあります。

先生はこんな話をしました。

「仮名にはひらがな、カタカナ、変体仮名、草仮名、万葉仮名があります。ひらがなは、漢字が字源になっているもので、明治33年に一音一字主義をとって48文字を選定し、現在のひらがなとしました。例として、「あ」と読めるのは「安・阿・悪・愛」がありますが、一音一字主義をとって「安」を「あ」としました。変体仮名は、48文字のひらがなに選ばれなかった残りの字です。例としては、上記の「阿・悪・愛」が変体仮名です。日常生活で、ふと目にする「御手茂登」「天婦羅」「生楚者」など、くずした変体仮名で書かれています。」

ひらがなが漢字からできているのは知っていましたが、どの字からできているのかというのは、しっかりと知らなかったのでとても勉強になりました。さらに、何気なく読んでいた言葉が、変体仮名からなるものと分かり、新鮮で嬉しい発見でした。そして最後に先生は「ひらがなを練習する上で、もとの漢字を分かって書くと、とても上手く書けるようになります。」と言いました。まさにその通りでした。特に仮名文字を練習されている方はとても納得の様子で、私もその話をきくにつれ、小筆で仮名文字にも挑戦したいと思うようになりました。今まで気にも留めなかった仮名について興味をもちました。

いよいよ宛名書き「きれいな字になるコツのコツ、余白の美」

私は宛名書きをそろそろ仕上げなければいけません。

先生から表書きのコツを教えてもらいました。

「封筒やはがきの表書きを上手く書くコツは、いかに白い部分をうまく残せるかということです。宛先の住所を右端ぎりぎりに書いてしまいがちですがそれではいけません。一字分くらいあけて書き始めます。もちろん字の大きさの順番もあります。宛名は一番大きく、次は宛先、三番目に自分の名前、最後に自分の住所です。宛名は宛先の住所の一行目の高さから、字間は一字分ずつくらいの空きをとります。敬称は名前との間を広めにあけて名前より大きな字で書きます。敬称の下に一字分くらいの空きをとります。」

いかに空きが大事かだそうです。まさに余白の美です。他にも色々と教えてもらった「コツ」を駆使し、遂に宛名書きを完成させました。私は書道教室に入会したことで、綺麗に宛名書きを仕上げることができ、息子には感謝され、妻には見直され、自分はストレス解消でき、自分磨きという充実感もあり良いこと尽くめとなりました。

書道の楽しさを知り、さらに上を目指す 

奥深いのが書道です。すっかり書道教室の魅力にはまってしまったので、今度は大筆に挑戦します。仮名にもとても興味あります。毎週のお稽古で腕を磨き、夢は作品制作です。ここの教室では年に一度、作品展が開催されているそうです。出展した生徒さんに作品が返却されているのを見ましたが、とても素晴らしい軸装になっていて、和室、洋室どちらにも飾れるタペストリー風掛け軸でおしゃれなものでした。こんな作品を自分も書きたいと素直に思いました。書道は楽しいです。いい出会いに感謝しています。ずっと続けていきたいと思います。

名古屋市・日進市の書道教室『田中書道学院』

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