親子で書道開始!小学校の娘の書道クラブがきっかけでした。
こんにちは。名古屋市、日進市の書道教室『田中書道学院』 広報担当です。
今回は、親子で田中書道学院へ入会を決めたTさんに、入会までの経緯をお伺いしました。
小学校の娘が書道クラブに入会
小学4年生になると学校でクラブの時間があるようで、この春4年生になる我が娘が、どのクラブに入るか迷っていました。
「イラストクラブか、手芸クラブか、料理クラブもいいな。○○ちゃんと一緒のクラブにしようかな。あー迷うなぁ」
人気があるクラブは人数が多いとジャンケンで決めるらしく、ジャンケンで負けた時の事も考えていました。
そして新学期が始まり、「学校のクラブ、書道クラブにしたんだ!!」と娘が笑顔で帰ってきました。
書道教室に行っている訳でもなく、なぜ書道クラブを選んだのかしら?と不思議に思いましたが、娘が決めた事なので、「そうなんだ、、、頑張ってね」と一言。
学校の授業でも書写の時間があり、すでに書道道具一式は持っているので、特別用意する物はなくまずは安心しました。
書道クラブの初めての宿題 お手本は?
数日後、娘が「今日初めての書道クラブがあったの。知ってる5年生の子や、友達もいたよ。お手本ももらったよ!」と嬉しそうに言いながら、ランドセルから書道クラブのプリントを取り出しました。
お手本かぁ…多分ひらがな二文字ぐらいだから、『つり』『はる』…なんて言葉を想像しました。
娘は数枚のプリントを私に見せ始めました。プリントに書いてある課題を見たら、なんと『永』。
これはまさかの漢字一文字です。
書道クラブで『永』の字を家で練習してきてくださいと宿題を出されたようで、すぐに娘は書道の準備をしました。
半紙に漢字一文字『永』。娘は今まで半紙にひらがな二文字や三文字は書いた事がありますが、漢字一文字は初めての事です。
娘が練習している様子を見たら、なかなか書き始めません。どうやら『永』のお手本が、見当たらないようです。そこで母親である私の出番だ!!と思い声をかけました。
「お手本ないなら、お母さんがお手本かいてあげようか」
昔 書道を習っていたから、自分の子供に書道を教えるのは簡単?
私は、小学生、中学生の9年間、書道教室に通っていたので、多少の自信はありました。
懐かしい墨汁の香り。小学生の頃を思い出しながら、筆先をそろえました。
「半紙、折ってもいいよね?」と、娘に聞いたら、「だめだよ!!」と言われてしまいました。私が子供の頃通っていた書道教室では、半紙を何回も折って、線を作ってから練習してました。半紙を折る事で、中心線がはっきりと分かるので書きやすかったのです。
私は半紙を折らずに書き始めました。書道に多少の自信はありましたが、30年ぶりに筆を持つと、お手本を書いたつもりが、お手本になっていません。どちらかと言えば悪い例のお手本です。
私が書いたお手本がこれです↓
納得のいくお手本が書けず指導もできない…
もしかして、我が娘より下手かもしれません。私は娘の為に、上手くお手本を書いてあげる事が出来ませんでした。あー恥ずかしい。
しばらくして、『永』のお手本がランドセルの中から見つかりました。良かった…これで安心です。書道クラブでもらったお手本を見て、娘は早速練習開始。
私も、お手本さえあれば指導出来そうです。
しかし娘に指導したのは「よくお手本を見て…」「お手本と違う…」くらいしか言えませんでした。
娘は、どうやって書いていいのか分からずイヤイヤ書いているのが分かりました。とりあえずこの日は、数枚練習して終わりにしました。上手く書けているのかさえ、よく分かりませんでした。
書道の先生をしている姉の指導のおかげで…
日曜日に、遠くに住んでいる姉が遊びに来ました。姉は子供書道の先生をしています。
姉に娘の書道を見てもらおうと思い、すぐに習字道具を出してきて、『永』の字を教えてあげて欲しいと姉に娘の指導を依頼しました。
すると姉は『永』の字について話し始めました。永字八法(えいじはっぽう えいじはちほう)といって、書道に必要とされる技法8種類( 1:点 2:横画 3:縦画 4:はね 5:右上がりの横画 6:左はらい 7:短い左はらい 8:右はらい )が、全て漢字『永』に含まれているのだそうです。
書道クラブでの宿題がなぜ『永』なのか疑問でしたが、納得ですね。
そしてまずは、姉のお手並み拝見。姉は慣れた手つきで書き始めました。姉の書いた字を見て感動!!
姉と私は、小学生、中学生の頃、一緒に同じ書道教室に通っていました。私は高校入学の時に書道教室に行くのをやめてしまいましたが、姉は高校以降もずっと書道を続けていました。
こんなにも姉の字と私の字に差が出来ていたなんて…姉のように上手く書けるのなら、書道をやめずに私も姉と一緒に書道を習い続けていれば良かったと後悔。
娘も姉の字を見て興奮し、「早く教えてー!」と。私の時とは大違いです。
「指三本分あけた所から書き始めるよ、、、」姉は言葉と手(指)を使って教え始めました。姉は私の教え方とは違い、娘に分かりやすい言葉で教えていました。なので娘も姉の言葉をよく理解していました。私の指導の時はイヤイヤ練習していましたが、姉とはとても楽しそうに練習していました。
娘が数枚練習し、1番上手く書けた字を見せてくれました。「えっ!!すごい!!えっ!!上手!!」娘の方を見たら、自信満々の顔をしていました。
書道を習ったことがなかった娘が書いた字がこれです↓
親子で書道を習い始めました
姉が近くに住んでいれば、時々教えてもらう事も出来るのですが、あいにく、姉の家は日々教えてもらうには遠すぎました。やはり書道教室に通った方がいいのかと考えました。
習い事ばかりだと娘も嫌がると思っていましたが、娘は「書道教室行きたい。がんばるから行きたい!」予想外の返事でした。娘は近所にある書道教室に習いに行く事にしました。
私も上手く書けなかった事が悔しかったので、娘が学校に行っている昼間に、書道を習いに行く事にしました。
親子で同じ習い事。(習いに行く書道教室の場所は違いますが…)書道が娘と同じ趣味、同じ特技になれればいいなと思っています。娘であり、良きライバルになりそうです。