catch-img

書道の技法の基本。永字八法(えいじはっぽう)って何?

こんにちは。名古屋市、日進市の書道教室『田中書道学院』 広報担当です。

『永字八法(えいじはっぽう)』という言葉。書道を始めた人であれば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

書道はやっているけどまだ知らないという方。安心してください! そんな皆さんのために、今回は『永字八法』の基本技法8つについてご紹介します。


目次[非表示]

  1. 永字八法とは?
  2. 永字八法の技法8つ
    1. 永字八法の基本技法1『側(そく)』
    2. 永字八法の基本技法2『勒(ろく)』
    3. 永字八法の基本技法3『努(ど)』
    4. 永字八法の基本技法4『趯(てき)』
    5. 永字八法の基本技法5『策(さく)』
    6. 永字八法の基本技法6『掠(りゃく)』
    7. 永字八法の基本技法7『啄(たく)』
    8. 永字八法の基本技法8『磔(たく)』
  3. 『永』を練習すれば字が上達する?
  4. まとめ



永字八法とは?

永字八法(えいじはっぽう  えいじはちほう)とは、書道に必要とされる基本技法8種類が、全て漢字『永』に含まれているということを指した言葉です。

書道には「とめ」「はね」「はらい」といった技法があります。その基本的な技法が『永』という一文字に含まれています。


永字八法の技法8つ

それでは、永字八法の基本技法8つを見ていきましょう。

永字八法の基本技法

1.  側(そく)  : 点
2.  勒(ろく)  : 横画
3.  努(ど)   : 縦画
4.  趯(てき)  : はね
5.  策(さく)  : 右上がりの横画
6.  掠(りゃく):左はらい
7.  啄(たく)  : 短い左はらい
8.  磔(たく)  : 右はらい


永字八法の基本技法1『側(そく)』

側(そく)とは、『点』です。
トンっと左から右方向へ筆を落として抑えます。



永字八法の基本技法2『勒(ろく)』

勒(ろく)とは、『横画』です。

トン・スー・トンと横に向かって筆を運びしっかり止めます。




永字八法の基本技法3『努(ど)』

努(ど)とは、『縦画』です。
トン・スー・トンと下に向かってまっすぐ筆を運び、最後はしっかりと止めます。




永字八法の基本技法4『趯(てき)』

趯(てき)とは、『はね』です。
しっかり止めて、元気よくはねます。




永字八法の基本技法5『策(さく)』

策(さく)とは、『右上がりの横画』です。
勒の横画とは違い、最後は止めずにスーっと筆を抜きます。




永字八法の基本技法6『掠(りゃく)』

掠(りゃく)とは、『左はらい』です。
左下へカーブを描くようにゆっくりと払います。



永字八法の基本技法7『啄(たく)』

啄(たく)とは『短い左はらい』です。
左下へまっすぐ一気に払います。



永字八法の基本技法8『磔(たく)』

磔(たく)とは、『右はらい』です。
起筆は軽く入り、右下へゆっくりと筆を運びます。最後に一度止まってから、右方向へゆっくり筆を抜きます。




『永』を練習すれば字が上達する?

書道をする上で『永字八法』の技法を理解することはとても大事なことです。

書道初心者の人であれば、『永』という字を繰り返し練習することで、筆の運び方を学ぶことができます。

しかし、注意しておきたいのは『永』という字をひたすら練習すれば必ず上達するという訳ではありません。

練習することよりも、『永』という字に使われている技法をしっかりと理解することが大切です。『永』を練習する際は、技法を理解した後のほうが効果的な練習ができます。


まとめ

今回は書道の基本技法である『永字八法』について簡単にご紹介しました。これから書道を始めようとしている方、書道をしていたけど知らなかったという方、まずはこれらの技法をしっかりと習得してみてはいかがですか?

名古屋市・日進市の書道教室『田中書道学院』

書道に興味のある方!ぜひ一度名古屋市の書道教室『田中書道学院』を体験してみませんか?
予約不要!いつでも授業見学受付中です。

書道おすすめ記事

人気記事ランキング

書道ブログ
こどもの習い事

カテゴリ