書道やペン字は独学でも身につけられるのか
こんにちは。名古屋市、日進市の書道教室『田中書道学院』 広報担当です。
書道を身につけよう! と思った時、教室に通いますか? それとも、独学で始めますか?
書道を独学で身につける為のツールは、数多くあります。市販のテキストやネットで視聴できる動画、あるいは通信教育という手段もあるでしょう。
しかし、書道教室で先生から教わると、より上達のスピードが高まり、さらには将来的な展望も広がるのです。
こちらでは、独学で書道を身につけるときに知っておきたいことをご紹介します。
独学で書道を学ぶことは可能なのか
書道を学ぶとき、もっとも手っ取り早い方法は、書道教室に通うことです。
しかし、お仕事が忙しかったり、家事や育児に追われていたり、なかなか教室に通う時間を確保できないこともありますよね。
そんなときは、通信教育などのサービスを利用するという形で、独学で書道を学ぶという方法があります。
また、市販のテキストなどを参照しながら、練習を繰り返すという方法も考えられるでしょう。
ただし、独学で書道を学ぶのには、やはり限界があります。単に綺麗な字を書けるようになるのが目的であれば、通信教育や参考書を利用すれば、ある程度のレベルまでは到達できると言えるでしょう。
その一方で、書道にまつわる資格を取得したり、書道を仕事にしたり、芸術として極めるためには、師範から直接添削を受ける機会がなければ、なかなかそれ以上の上達に至りにくいのが難点です。
書道教室に通うのは書道を歩む上での近道
書道教室に通うのが、書道を歩む上での近道となる理由は、やはり書道の上級者である師範から直接指導してもらえる点にあります。
昨今ではインターネットの発達により、独学で書道を学ぶにあたって、動画やテキストをはじめとした多くの資料が簡単に手に入るようになりました。
また、綺麗な字を書くための参考書も多数発売されおり、通信教育の講座も充実している状況です。
ただし、これらの方法によって独学で書道を学ぶデメリットは、書いた後すぐにフィードバックをもらえないことです。
ネットの情報や動画で書道を学ぶという方法では、第三者に字を添削してもらうことはできません。
また、通信教育の講座では、指導者からの添削を受けられるものの、課題を提出してから返却されるまでにタイムラグが発生するため、フィードバックにやや時間がかかるのです。
このような観点から、常に指導者が傍についている空間で、集中して書道に取り組める書道教室に通うのは、書道の上達の近道だと言えるでしょう。
書道教室ではどんなことを学ぶのか?
書道教室と独学の違いについて理解するために、一般的に書道教室ではどのようなレッスンが行われているのかをご紹介します。
まず、初めて書道を習う方は、筆の持ち方から書道に必要な道具の使い方まで、基本的な知識を教わります。
その後は、お手本の字を見ながら、綺麗な字が書けるようになるまで、じっくりと練習を繰り返すことになります。
このとき、書き上げた作品を先生にその場で添削してもらえるのが、書道教室の長所です。
また、教室によっては指導者が傍について、筆使いなどを逐一チェックしてもらえることがあります。
書道の基本を師範のもとで学べる環境が整っているため、初心者でも基礎を大切にしながら美しい字を書くスキルを身につけられます。
さらに、上達した方に難易度の高い挑戦をするチャンスがあるのも、書道教室に通うメリットです。
師範のもとで技術を磨けば、各種展覧会や書き初め大会などで、高い評価を得られるような作品を制作できるようになるでしょう。
ゆくゆくは上級者として書道を楽しめるようになるのも、書道教室の学びで得られるもののひとつです。
独学で書道を歩む上での注意点
独学で書道を歩むとき、まず注意しておきたいのは、教材の選び方です。
テキストによって手本の字体が異なります。さまざまなテキストを比較しながら、お手本となる字がご自身の好みに合うような教材を選びましょう。
また、市販のテキストには“これ一冊で上達”や“〇〇日で上達”というキャッチコピーがつけられていることがありますが、書道は練習を続けなければ美しい字を維持することができません。
また、学ぶスピードは人それぞれです。すぐに上達できるという先入観によって、却って挫折してしまうことがありますから、あくまで自分のペースで書道と向き合いましょう。
やはり書道教室に通うのがおすすめ!
わざわざ書道教室に通わなくても、独学で書道を学ぶためのツールが手に入るとはいえ、やはり書道を学ぶためには師範のもとで勉強をするのが一番です。
書道教室では、師範から直接指導を受けられるだけでなく、集中して書道に取り組める環境が整い、さらには一緒に書道を学ぶ仲間が同じ空間にいます。
書道教室に通うことは、モチベーションの維持にもつながるはずです。
さらに、将来的に指導者として活躍したり、あるいは芸術として書道を楽しんだりするためには、よりレベルの高いレッスンを受ける必要があります。
長い目で見ると、いずれは書道教室に通うことになることになると言えるでしょう。
まとめ
書道を独学で練習すると、ある程度は美しい字を書けるようになります。
しかし、誤った練習方法によって上達に時間がかかったり、よりレベルの高い書道に挑戦するチャンスに恵まれなかったりと、難点もあります。
師範から直接指導を受けるためにも、可能であれば書道教室に通って学ぶことをおすすめします。