中国赴任の不安解消!駐在家族の体験談Q&A
こんにちは、樵雲学園広報担当です。今回は名古屋市、日進市の語学教室「中国語クラブ」から初めての記事です。
通常、企業で中国への赴任の辞令は3ヶ月ほど前と聞いています。予想はしていてもいざ転勤を命ぜられると、ご本人もご家族もいろいろな心配や不安がよぎることでしょう。
では、初めて中国に住むには生活面、言語面に関してどのような準備が必要なのでしょうか。
中国語クラブは「中国赴任・帯同短期集中プラン」担当講師の崔紅葉(さいこうよう)老師にインタビューし、以前中国へ駐在されたご家族(奥さま、お子様)の実体験をQ&A形式にまとめました。
中国への転勤を間近に控えお悩みの皆様に、是非お読みください!
Q:現地の生活においてどのようなご質問がありますか?
A:まず衛生面が一番気になりますよね。例えば、野菜に付着した農薬を除去するには、専用の洗剤で洗わなければならないのか? と食生活に関する不安がよく聞かれます。駐在員の家族が住むような都心で、有害な食材のニュースは耳にしたことがありませんので、水道水でよく洗っていただければ問題ないと思います。もともと中華料理は加熱が基本なので、野菜を用いる時も肉や魚と同様、湯や油を通して調理します。生食のものは皮を剥き中味だけいただきます。風土に合った調理方法を知ることも現地の食材を美味しくいただくコツですね。
Q:お子様をお持ちの方はどのような心配事を質問されることが多いですか?
A:渡航の際、オムツを大量に持ち込むと、買い占めを疑われるのではないか、という質問もありました。日本人はルールをきちんと把握しておきたい方が多いですね。箱入りの荷物を預けるのであれば、航空会社の荷物規定を確認して下さい。制限を超える場合は事前申請が必要になり超過料金も発生します。また、航空便で送る荷物の中に新品の家電製品があると販売目的に見られることもありますので、包装は取り除いた方が無難です。購入価格より高い関税を払うことになり持ち込みを諦めることのないようにしましょう。船便にもしっかり検査があるようです。
Q:ご近所で安心して遊ばせることはできますか?
A:中国に限らず海外の治安は保障できません。外出の際はお子様から目を離さないで下さい。商業施設の中でも、日本のような迷子案内のアナウンスは無いと考えて下さい。ひと気の少ない田舎でも何処からか視線は注がれています。自分の子供は自分で守る気持ちで、一緒に歩く時は必ず手を引いてあげましょう。
Q:どのような学校に通わせることになるのでしょうか?
A:地域にもよりますが、日本人学校、現地の学校、インターナショナルといった選択肢があります。2年程前に帯同したご家族で、現地の小学校に通わせていらっしゃる方に連絡を取ってみると、お子様はすっかり中国語での学校生活にも慣れ、言葉の壁は感じさせないとのことでした。お母様同士は日本語で会話することが多いようですが、せっかくの海外生活です。大学の留学コースや家庭教師を利用して中国語の学習を続けることをお勧めします。中国人の友達ができれば交友関係が広がり会話力を磨く機会にもなりますね。
Q:買い物をする時、商品の品質はどう見分けたら良いのでしょう。
A:ブランド物の正規品以外は価格交渉が可能です。交渉ができる時点で本物ではないと理解して下さい。限りなく本物に近い偽物をあえて探し求める方も多いようです。目利きを養い、納得して買い物をすることが大切です。一度は個人商店で値切りに挑戦してみて下さい。中国は果物の種類が多く大変お値打ちです。市場での青果や鮮魚の買い物は楽しいですよ。
Q:日本の製品も購入できますか?
A:当然のことながらとても高価です。輸入品の中でも日本製のものは価値が高いですからね。日本のご家族から荷物を送っていただく際は住所の記載に気をつけましょう。中国の文字は二種類あります。簡体字か繁体字か、実際の住居地で使用されている文字を確認してお伝えしましょう。
Q:日本人同士は近くに住むと伺っていますがメリットはありますか?
A:他社のご家族もなるべく同じエリアに住むよう配慮がされているようです。特長は日本の生活協同組合のようなグループ購入を利用されていることですね。安心な商品をまとめて注文し各自で分配すれば、買い出しの手間が省けます。お子様の送り迎えなどの助け合いもできます。何年か住まわれた先輩から現地生活や子育てについてのアドバイスも得られますね。
企業によっては海外赴任に同行する家族向けの「説明会」が開催されるようです。帰国されたご夫人から体験談を聞くこともできるので、機会があればぜひ参加しておきましょう。
Q:あとは語学力ですね。ズバリ3ヶ月でどれだけ話せるようになりますか?
A:中国語検定協会は平易な中国語が話せるレベルになるには120時間の学習が必要だと唱えています。週1ペースで60分レッスンを12回ほど受講しただけではとても流暢に話せるようになるとは言えません。
そこで、私たちは短期間の受講者を対象に集中カリキュラムを考案しました。初心者の方もスピーディーに学習していただけます。絞り込まれたポイントをしっかり習得すれば、とりあえず身の回りの生活には困らないはずです。期間限定だからこそ必要不可欠な内容のみを学習する「赴任・帯同短期集中プラン」をご提案します。
詳しくは中国語クラブへお問い合わせ下さい。中国赴任が決まったら直ちに準備を始めましょう。