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子どもが書く力・国語力を身につける意外な方法とは?

こんにちは。名古屋市、日進市のカルチャースクール『樵雲学園』広報担当です。

語彙力や文章力などの「書く力」は、大人になって社会人として生活していく中で必要不可欠な能力のひとつです。

ですが、これらの能力は学校で具体的に教えられるようなものでもないため、上手に伸ばすのはなかなか大変です。

例えば、作文や読書感想文が苦手というような子どもでも「書く力」を上手に伸ばせる方法はないのでしょうか。

今回は、子どもの書く力・国語力を伸ばす意外な方法をご紹介します。


目次[非表示]

  1. 漫画は「書く力」を育てる良い教材になる
  2. プロットは「書く力」の基礎になる
  3. 起承転結を考える
  4. 4コマ漫画は「書く力」のトレーニングにもってこい
  5. 漫画を描くことは「書く力」にもつながる



漫画は「書く力」を育てる良い教材になる


どうすれば、子どもの文章力、語彙力といった「書く力」や「国語力」と言われるものは身につくのでしょうか?

沢山本を読んでも、中々つくものではありません。
やはり沢山書いてこそ身につくところが大きいと言われています。
しかし、子どもは学校の作文や日記、夏休みの読書感想文といった、いわゆる宿題や課題で出された時だけ書くため、文章を書く絶対量が少なく、なかなか身につかないのです。

書く量を増やそうと、作文教室や国語専用の塾に通ったり、参考書をやらせてみたり、と保護者の方はあの手この手で子どもに書かせようとしますが、子どもはやりたがらないことが多いでしょう。

そこでおすすめなのが、「書く力」をつける方法の一つに、子どもの大好きな漫画を利用する方法があります。

「書く力」をつけるのにイラストばかりの漫画なんて、と思われる方も多いかもしれませんが、実は漫画には「書く力」を身につけるためのヒントがたくさん含まれています。



プロットは「書く力」の基礎になる

プロット

一般的にプロの漫画家が漫画を描く時、まず初めにプロットと呼ばれるものを作成します。

プロットは、ストーリー中のターニングポイントなど重要なポイントとなる場面の出来事を抜き出して書き並べたもので、ストーリーを形作っていく際の土台となるものです。

この土台に細かく肉付けしていったものがストーリーとなり、ストーリーに沿って絵やセリフを配置して組み立てたものが漫画となります。

プロットを上手く作るには、その出来事を構成する「原因」と「結果」を正しく理解し、順序だてて並べる力が必要になります。


漫画教室ではただ絵を描く練習だけではなく、プロットの組み立てやストーリー構成といった文章力を養う授業も行われており、「描く力」だけではなく「書く力」を学ぶ場にもなっています。

「書く力」というと作文教室や国語の塾というイメージが強いですが、実は漫画教室も選択肢の一つとして十分考える余地があると言えます。



起承転結を考える


上手な文章は『起承転結』が欠かせません。

起承転結は文章を作る上で大切な構成の型の一つです。

元は「絶句」という中国の漢詩の型ですが、現代文の文章はほとんどがこの型に沿って構成されていて、絵とセリフで構成される漫画も同様です。


起承転結をそれぞれ具体的に説明すると、

  • 起…文章全体の大まかな説明をおこなう出だしの部分
  • 承…「起」で説明した内容を補足する部分
  • 転…文章の流れを大きく変える転換点となる部分
  • 結…文章を最終的にまとめる結末部分

となり、これらをきちんと組み立てることができるようになれば、「書く力」がかなり身についていると言えます。


漫画にも必ずと言っていいほどこの4つの要素が入っていますので、プロットが作れるようになってきたら、次はこれらの要素が漫画のどの部分にあるかを読み取って起承転結を組み立てていく練習をしてみましょう。

起承転結を順序だてて並べられるようになれば、文章力の向上にもつながるでしょう。



4コマ漫画は「書く力」のトレーニングにもってこい


4コマ起承転結


起承転結が組み立てられるようになるトレーニングにおすすめなのが『4コマ漫画』です。

わずか4つのコマのみでストーリーを完結させる4コマ漫画は、コマひとつひとつがそれぞれ起承転結となっているため、非常にシンプルで分かりやすい構造になっています。

実際に文章を書く練習をするにあたっては、4コマ漫画のストーリーを考えるのが最も効率的なトレーニング方法だと言えます。

プロットを立て、それに沿って起承転結を考え、それを1コマずつに落とし込んでいけば4コマ漫画が出来上がります。

4コマ漫画のストーリーをきちんと組み立てて描くことができるようになれば、通常の文章を組み立てていくための「書く力」につながっていきます。

文章を書くのが苦手な子も、漫画から入っていけば大分とっつきやすいでしょう。

長いストーリーの起承転結を考えるのは難しくても、4コマ漫画なら割と簡単に考えることができます。

頭ごなしに漫画を否定するのではなく、まずは漫画から文章を組み立てることを学ぶように誘導してあげるのがおすすめです。



漫画を描くことは「書く力」にもつながる

漫画を作るにもプロットを作ったり、起承転結を考えてストーリーを組み立てたりと実はかなり高いレベルの「書く力」が必要になります。

作文教室や国語専用の塾などに抵抗がある子どもでも、『漫画教室』なら大好きな漫画が書けるなら通ってみたいと思う子どももいるのではないでしょうか?

漫画教室通って、絵を描くこと以外に、国語力・書く力が上がるなら一石二鳥ですよね。

子ども向けの漫画の描き方を教える教室も多く開かれていますので、子どもが漫画を描くことに興味を持っているのなら検討してみてはいかがでしょうか。


名古屋市の漫画教室『田中漫画学院』では、小学生から受講できる子ども向けの漫画教室を開講しています。

絵を描くことが好きなお子さまへ、4コマ漫画の描き方など起承転結を考えて、イラストを描いていく方法などを教えています。

絵を描くことが好きなら、一度体験してみませんか?


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