子どもが絵を描く4つのメリット
こんにちは。名古屋市、日進市のカルチャースクール『樵雲学園』広報担当です。
お絵描きが大好き!というお子さんをお持ちの方多いのでないでしょうか?
親は、絵ばかり描いて大丈夫?と心配になったり、将来に活かせるのか、どのように役に立つのかといった点を重視しがちです。
そのため、子供が絵や漫画ばかり描いていると何か身に付くものはあるのかと不満を感じるかもしれませんが、「絵を描くこと」は決して無意味ではありません。
では、子供が絵を描くメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
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絵を描く事で身に付けられる力や効果
1.創造力・発想力
絵を描く事で身に付けられるのは、「絵が上手くなること」だけではありません。
例えば、創造力や発想力も養われます。
そもそも白い画用紙を前にして描き始めようとしても、何もアイデアが浮かばなければ画用紙はずっと白いままです。
しかし、創造力や発想力が備わっていれば、自分の思いをどんどん形に出来ます。
幼い子供が自分の気持ちを言葉で伝えるのはなかなか難しいものですが、絵であれば思う存分に表現できます。
そして、自分が描いたものを人から褒められるとそれが自信に繋がり、もっと良いアイデアを生み出して絵にしていきたいと考えるようになります。
2.空間認識力
また、何かを見ながらデッサンする時は空間を把握する力が鍛えられます。
立体の物を平面の紙に描くのは簡単ではなく、自分の視界に入るものをそのまま絵にしても立体感は感じられません。
奥行きや裏側など、実際には自分の目では見えない部分もイメージして描く必要があります。
見えない部分を想像するのは頭の使う作業で、最初はなかなか上手く描けないものです。
しかし、何度もチャレンジする事で次第に空間を把握出来るようになります。
この能力は算数の図形に関する問題を解く時に役立ち、将来的に理数系に強くなる可能性も秘めているのです。
3.国語力
中には、絵ではなく漫画ばかり描くという子もいるかもしれませんが、漫画を描く事でも身に付く力はあります。
まず、ストーリーとして成立させるには起承転結を明確にしなければ面白くありません。
どのような構成にすれば人の興味を引くのか、楽しい作品になるのかを必死に考えることで国語力が育ちます。
さらに細かいタッチが必要になるため、集中力や手先の器用さも備わっていきます。
4.ストレス解消
絵を描く事にはストレス解消効果も期待できます。
悲しかったことや悔しかったことなど辛い思いをした時に誰にも伝えられず、自分で抱え込んでしまう子もいます。
しかし、絵なら自分の感情をそのまま表現出来ます。
怒り任せで画用紙いっぱいに書き殴ると、一体何を描いているのかわからない作品になりますが、自分の思いを存分に表しているなら間違いではなく、誰に咎められることもありません。
ぐちゃぐちゃな絵であっても、嫌な感情を全て吐き出せたなら気持ちもスッキリします。
また、言葉にするのが苦手な子どもでも絵で表現することで、自分の言いたいことを伝えることができるため、ストレスをためにくい傾向があるようです。
子供が絵を習う上で親が気を付けたいこと
もし子供が絵を習うとなった場合、まず子供の感性をつぶさない事が大切です。
例えば、子供が「上手に描けた」と自信を持って見せてきた作品を見て、「ここが足りない」や「もっと色を薄くしたら?」など親の考えを押し付けるのはNGです。
子供と大人では感性が異なり、決してふざけて描いた訳ではありません。
自分の思うまま描いたのにも関わらず、あっさり否定されては自信を失い、自己肯定感の低い人になってしまいます。
子供に自信を持たせるには、ありのままを認めて思いっきり褒めてあげることがポイントです。
また、一つの作品が出来上がった時は適当な言葉で返さず、子供がどのような思いで描いたのか、きちんと話を聞くことも大事です。
親自身が子供の絵に興味を持てば、さらに才能を伸ばしてあげようという気持ちにもなるでしょう。
そして、興味を持ったものをすぐに描けるようスケッチをしに出掛けたり、画材を揃えたりと自然にサポートしてあげられるようになります。
絵は上手くなるだけが目的ではない
絵画教室や漫画教室は、単に絵が上手くなることだけを目的としていません。
描くことで様々な力が身に付けられ、子供に自信を持たせられるでしょう。
もし絵に興味があるならば、心の成長を促していくためにもなるべく早く教室に通って、絵に親しむ機会を作ることをおすすめします。
名古屋市のカルチャースクール 樵雲学園では小学生向けアート教室『田中アート学院』と小学生以上を対象とした『田中漫画学院』を開講しています。
絵を描くのが大好き!というお子さん。ぜひ一度体験してみませんか?