絵ばかり描く子どもで心配。小学生の成長につなげる3つの方法
さまざまなことを学べる小学生のときには、勉強を頑張ってほしいと望む保護者は少なくないでしょう。
しかし、机に向かってはいるものの、絵ばかり描いていることに気付き、心配している保護者の方もいるのではないでしょうか。
しかし、絵を描く子どもの行動を無理に辞めさせる必要はありません。
この記事では、子どもに絵を描くことを辞めさせなくてもよい理由と絵を描くことを辞めさせずに子どもの成長につなげる方法について具体的に解説します。
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子どもが絵ばかり描いていても
辞めさせなくてよい理由
絵を描くことが好きな子どもにとって、無理に止められることはストレスになる場合があります。
大人であれば、その時々に応じて上手にストレス解消法を探ることができますが、子どもはストレスを解消する方法がまだ定まっていません。
絵を描くことで日頃のストレスを解消させている子どもは、絵を描けなくなるとストレスがたまってしまう可能性があるため要注意です。
また、子どもがやりたいと思ったことを辞めさせずに実践させてあげることで自主性を育てられます。
さらに、絵を描くことは自己表現の機会であり、本人が好きで行っているのであれば、自己肯定感を育むチャンスです。
保護者が無理やり自己表現の場を奪ってしまうことは子どもの成長を邪魔することにもなりかねないため、気を付けましょう。
絵を描くことを辞めさせずに
子どもの成長につなげる3つの方法
子どもが自由に絵を描くことは、大人か見ると特に成長につながることもない一時的な趣味やただの暇つぶしに感じられることもあるでしょう。
しかし、ただの趣味で絵を描いていても、上手に導けば子どもにとってはプラスとなります。
ここでは、絵を描くことを辞めさせずに子どもの成長につなげるための3つの方法についてご紹介します。
1.プロのアドバイスを受ける
絵を描くことが本当に好きな子どもであれば、子どもの将来の可能性を広げるためにプロから直接指導を受けられる教室などに通うのも一手です。
プロの講師のもとで絵を学べば、思うがままに一日中絵を描き続けている場合とは異なり、絵のスキルをしっかり身に付けることができ、より上手に描けるようになるでしょう。
将来的に絵の道に進まなくても、図工や美術の授業の際に役立ちます。
また教室に通えば、同じ趣味を持った友達を作ることもできます。
技術的に絵を描くためには細かな部分の描き方にも注意が必要となり、手先の器用さを養える点も魅力です。
ただし、頑なに講師の好みにこだわった指導をするところに通わせると、絵への興味を失ってしまう可能性もあります。
そのため、本人の自主性にも配慮した指導を行っている教室を選ぶことがポイントです。
2.時間を決めて集中力を付ける
子どもは好きなことであれば何分でも何時間でもやり続けられるものです。
絵を描くことが好きな子どもであれば、一日中夢中になって描き続けることもあることでしょう。
ただし、だらだらと絵を描き続ける習慣をつけることは好ましくありません。
同じように絵を描いていても、一つのテーマに対して時間を決めて絵を描かせることで集中力を身につけられるようになるでしょう。
3.絵を描くだけではなく漫画を描かせる
絵を描くだけではなく、ストーリーをつけて漫画として描かせることで、子どもの想像力や国語力の成長につなげられます。
漫画はセリフとイラストが両方必要となるため、画像と言語の両方を認識する能力を高めることが可能です。
かつては子どもの頃に漫画に夢中になることを否定する考えもありましたが、昨今は漫画を読み書きすることも脳を鍛える手段のひとつと考えられています。
また、物語の流れを作るためには想像力が必須です。
さらに、ストーリーを決める際に起承転結を考えたり、セリフを作る際に主語述語や文法などを工夫したりする中で自然と国語力を高めることもできます。
自分で物語を作ると、読み取る力を伸ばすことも可能です。
ただし、どの方法でも無理強いは禁物です。また、子どもの描いた絵を否定したり、評価したりすることもやめましょう。
自己肯定感を上げるためには、評価は必要ありません。
大人にとっては上手いとはいいがたい、あるいは理解しがたい絵だとしても、褒めてあげることで、子どもの自己肯定感を高めてあげることができます。
子どもの気持ちを上手に成長につなげよう
子どもが自ら絵を描くことに夢中になっているのであれば、その気持ちを大切にして子どもの秘めた可能性を伸ばしてあげることも保護者の役割です。
絵を描くことはきちんと取り組めば、さまざまなメリットが期待できるため、教室に通ってプロの力を借りるなど上手に成長へと導いてあげましょう。
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レッスンを受講したお子さんは、満足するまで絵を描くことができたため、レッスンを終えると切り替えができ、自宅に帰ってから宿題などを嫌がらずにできるようになる、といった声も多く聞かれます。
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