ペン字を習っているのに上達しない理由はこれだった!
こんにちは。名古屋市、日進市の書道教室『田中書道学院』 広報担当です。
「ペン字を習っているのに字が上達しない」と悩んでいる方は意外と多いです。
なぜ自分の字は上達しないのか…その理由を知ることは、本当にきれいな字が書けるようになるための第一歩です。
今回は、ペン字を習っているのに字が上達しない人の特徴や理由についてご紹介します。
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ペン字を習っているのに字が上達しない理由
字を習っているのになかなか上達しない理由として考えられるのは、
1.自分の字の癖を理解していない
2.字を書く前の基本ができていない
ということです。
1.自分の字の癖を理解しているか
あなたは自分の字の癖を分かっていますか?
きれいな字を書くには、自分の字の悪いところや癖を把握することが大事です。
自分の字の癖に気づいていないと、いくらきれいな字を練習したところで、悪い部分は直すことができません。無意識な分、その字の癖に気づかないとずっと字が上達しない…ということになるのです。
自分の字の悪いところを知り、意識的に直そうとすることで、字は少しずつ上達していきます。
2.字を書く前の基本が身についているか
字を書く前の基本はきちんと習得していますか?
きれいな字を書くには、正しい姿勢、正しい持ち方などをしっかりと身に付けておく必要があります。
字を書く前の基本を学習しなかったり、簡単に済ませてしまったりすると、字の上達はどんどん遅れていきます。
姿勢や持ち方だけでなく、筆圧や鉛筆の動かし方など、字を書く前の基本をきちんと学習し直してみましょう。
字が上達しないと思っている人の特徴
自分の字の癖も理解し、字を書く前の基本も習得しているはずなのに、なかなか字が上手くならないという方もいると思います。
そのような人は、大まかに2つのタイプに分けられます。あなたはどちらのタイプに当てはまりますか?
1.本当は上手くなっているのに気がついていない
一番に考えられるのは、実際は字が上達しているのに自分では気がついていないタイプの人です。このような人は、字を習っているうちに、自然と目標値が高くなってしまいます。
そのため、「先生のような字が書けない…」「お手本がないと書けないから、自分はまだまだ下手…」などと思い込んでいるのです。
本当に自分の字が上達していないのか、昔の字と今の字を比較してみてください。少しでも上達していることが分かれば、自分への自信にもつながるでしょう。
また、あなたがお手本を見て、ほとんど同じ字形で書くことができるのであれば、それは書写能力が高いと言えます。個人差はありますが、書写能力が高い人は字を上手に書ける人です。
このようなタイプの人は、書写練習後の次のステップとして、手本を見ずに書く練習をしましょう。あなたの字は格段に変わるはずです。
2.実際に上達が遅い
次に考えられるのが、やはり上達が遅いタイプの人です。このような人の特徴は、お手本を良く見ないで書いてしまっているということです。
お手本をあまり見ず、自分がかつて覚えた字形をそのまま書いてしまう…。そのため、いつまでたってもお手本のような字が書けない、上手くならないと思い込み、必要以上にコンプレックスを持つことになってしまいます。
このようなタイプの人は、初心に戻ってお手本の字をなぞることから始めましょう。なぞって練習するなんて子どもみたいと思われるかもしれませんが、きれいな字を習得するための基本中の基本です。
書写能力を上げるためにも、正しい書き順で丁寧に字をなぞって練習してみてください。決して焦ってはいけません。1日一文字ずつ覚えても、1年後には365字のきれいな文字が書けるようになるのです。焦らずゆっくり練習しましょう。
まとめ
少しの気づきで字は見違えるほど上達します。今、ペン字を習っているのに上達しないと感じている人は、まず自分の字の癖をしっかりと把握しましょう。そしてもう一度、書く前の基本(姿勢や持ち方など)を身に付けることからやり直しましょう。
お手本のようなきれいな字が書けない…と焦ってしまうこともあるかと思いますが、諦めずに少しずつきれいな字を目指してくださいね。