ハガキの宛名書きで失敗しないための3つのポイントと書き方
こんにちは。名古屋市、日進市の書道教室『田中書道学院』 広報担当です。
「ハガキの宛名書きが苦手…。」という方は多くいらっしゃると思います。
こちらでは、ハガキの第一印象となる宛名書きで失敗しないために、書く時に意識すべきポイントと宛名書き(表書き)の書き方についてお伝えします。
ハガキの美しい書き方を習得し、大切な人に美しいハガキを送ってみてはいかがですか?
目次[非表示]
1)宛名書きのポイント
宛名書きの書き方に入る前に、書く上で意識したいポイントについてご紹介します。
以下の3つのポイントを常に意識して書きましょう。
≪宛名書きのポイント≫
1.字の大きさに注意する
2.余白を意識する
3.とにかく丁寧に書く
1-1 字の大きさに注意する
ハガキの表書きを上手く書くには、それぞれの字の大きさが重要なポイントとなります。
字の大きさに気をつけないと、全体のバランスが崩れてしまい、見た目が悪くなってしまいます。
字の大きさは、相手の名前を一番大きく、次に宛先、次に自分の名前です。自分の住所は一番小さく書きます。
まずは字の大きさを意識するだけで、全体の見た目がぐっと変わるでしょう。
1-2 余白を意識する
表書きを上手く書く最大のポイントは、いかに白い部分(余白)を上手く残せるかということです。
余白を意識せずに書き始めてしまうと、宛先の住所を右側ぎりぎりに書いてしまったり、全体の文字がハガキの上部に詰まってしまいがちです。
書き始めの位置や字間・行間を考え、常に余白を意識して書きましょう。
1-3 とにかく丁寧に書く
ハガキを書く際、「字が汚なくて上手く書けない…。」と思われる方もいるかもしれません。
美しく整った字を書くためには練習と時間が必要であり、その場ですぐきれいな字を書けるようにはなりません。
まずは字の上手い下手ではなく、今の自分が書ける一番丁寧な字で書くことが大切です。
精一杯丁寧な字でゆっくりと書きましょう。
2)ハガキの宛名の書き方
ハガキの宛名の書き方についてご紹介します。
書く順番ですが、①受取人の名前→②受取人の住所→③差出人の名前→④差出人の住所の順に書いていくと、インクで手が汚れないのでオススメです。
※架空の住所と氏名です
2-1 受取人の名前の書き方
相手の名前は相手の住所よりやや大きめに、中央に位置するように書きます。(中央よりやや左よりでも可。)
書き始める位置は、相手の住所(宛先)より半字~1字分くらい下げて大きく書きます。
文字と文字の間は半字分程空けましょう。宛名の下には必ず敬称をつけます。
2-2 受取人の住所の書き方
相手の住所は、ハガキの右端から1.5㎝から2㎝程の所に書きます。住所が2行になる時は、地名などが途中で切れないように注意します。会社名や肩書きは2行目に書き、一字分位あけた所から1行目よりやや小さめの字で書きます。相手の住所は右三分の一位で収めましょう。
2-3 差出人の名前の書き方
自分の名前は自分の住所より少し低目に、ハガキの左端から1㎝程の所から書きます。自分の住所より大きく書きます。
2-4 差出人の住所の書き方
自分の住所は、消印のスペースを考えて切手よりも少し離して、ハガキの左端から2㎝程の所に書きます。住所は長短によってレイアウトのしかたが異なってきますので、全体のバランスをよく考えて構成し、紙面を美しく見せるように心がけます。
字の大きさは自分の名前の半分くらいの大きさです。
自分の住所や名前は、左の三分の一程度のスペースを使い、相手の住所よりも小さく書きます。
その他に注意すること
郵便番号には色インクは使わず、枠からはみ出さないように書きます。自分の郵便番号も必ず記入します。郵便番号を書けば、住所の都道府県名は省略しても構いません。
宛名の住所と名前の位置、差出人の住所と名前の位置に注意します。
住所と名前の間隔のとり方、書き出しの頭の部分の位置に特に気をつけます。
まとめ
ハガキの宛名の書き方と書く時に意識すべきポイントについてお伝えしました。
今の時代、表書きはパソコンで印刷してしまえば良いと思われるかもしれません。
しかし、相手を想って自分の手で書く字には温かさが感じられます。感謝の気持ちを伝えたり、大切な人に贈りたいハガキは、ぜひ自分の字で書いてみてください。