年賀状の書き方・お役立ちメッセージ集 手書きの年賀状で好印象!
こんにちは。名古屋市、日進市の書道教室『田中書道学院』 広報担当です。
そろそろ年賀状を書き始める時期になってきましたが、皆さん準備は進んでいますか?
パソコンやプリンタの普及によって、年賀状の宛名を印刷する人も多いと思います。一度に何十、何百と送る相手がいると、どうしてもパソコンやプリンタで印刷したほうが簡単だし早くて便利ですよね。
せめて、年賀状を確認して手書きで送ってくださっている方には、手書きでお返したいところです。
今回は、貰ってうれしい手書きのメッセージを纏めてみました。一文添えてあるだけでも印象はガラリと変わるので皆さん参考にしてみてください。
目次[非表示]
1. 友人への一言メッセージ
友人といえど、あまりフランクすぎるのも考え物です。
一人暮らしならまだいいですが、家族と同居されているようなら見られる可能性もありますので、誰が見ても不快に感じない程度のフランクさが必要です。
親密度合いによっても書く内容は変わってくると思いますので、全部同じ内容にしないよう、その人との親密度合いをよく考えて、一言添える必要があります。
- 元気にしてますか?私は少し前から「□□□」を始めてみたよ!
今年一緒にできることを楽しみにしてるよ! - 今年は「□□□」を目標に励んでいます!
次会う時には成果を見せるね! - 少し前から「□□□」を飼い始めたよ。
新しい家族が増えて賑やかになったので今度遊びに来てね。 - 今年も□□くんにとって素敵な年になりますように。
- 今年は美文字を目指して名古屋にある書道教室に通うことにしました。
来年の年賀状をお楽しみに! - □□ちゃんもすっかり成長されたことでしょうね。
成長ぶりに思いを馳せつつ、久しぶりにお会い出来たら嬉しいです。 - 今年はダイエットに励みます。目標-5kg!でもその前にお節に舌鼓。
- すっかりご無沙汰しています。
この季節に、よく二人で旅行に行っていたことを思い出します。
今年も□□さんにとって輝く年になりますように。 - 最近引越しをしたので 近くに来た時は寄ってくださいね。
昔の思い出話に花を咲かせましょう。
2. 親戚への一言メッセージ
遠くに住んでいて、中々会えない親戚へ送る場合は、家族の近況報告をしたいものですね。
また、相手の健康を願う文章を書くのもよいでしょう。
- 早いもので長男の□□も今年で5歳になり来年は小学校に入学します。
□□さんはお変わりありませんでしょうか? - ご無沙汰しております。
皆様お変わりはありませんでしょうか。 - 皆様お元気で幸多き年になりますように。
- 厳しい寒さが続きますが、くれぐれもご自愛ください。
- お元気ですか?こちらは変わりなく日々を過ごしております。
今年も皆様にとって良い年になりますように、お祈りいたします。 - まだまだ寒い毎日が続きますが、健康には充分ご留意ください。
- お変わりありませんか?こちらは家族みんな笑顔で頑張っております。
- 皆様におかれましては、健やかにお過ごしのこととお察し申し上げます。
- 風邪などひかれないよう、お体にはお気をつけてください。
3.あて名のかき方
本文は印刷してしまう。という方でも、あて名だけは手書きで!という方も多いでしょう。
全部印刷という方でも、あて名だけでも心をこめて手書きにチャレンジしてみませんか?
文字の大きさや位置に気をつけて書きましょう。
はしに寄りすぎないように少しあける。
行の中心に気をつけて書きましょう。
文字の大きさは、次の順にバランスを考えて書きます。
①相手の名前 ②相手の住所 ③自分の名前 ④自分の住所
4.書くときに気を付けること
NGワード!忌み言葉は使わない
年賀状にはいくつかNGワードがあります。忌み言葉(いみことば)は不吉な言葉とされていて、おめでたい時には使ってはならないという慣習があります。
倒 絶 破 痛 壊 去 亡 失 失 暗 病 滅 枯 衰
「衰える」「破れる」「失う」「倒れる」「病む」「枯れる」「去る」「滅びる」「絶える」など
おめでたい場にはふさわしくない漢字になります。意味を考えればなんとなくわかりますよね。
うっかり忘れがちなのが「去年」です。「去る」は避けたい言葉なので「昨年」や「旧年」などと言い換えるとよいでしょう。
意味を考えて使う
意味を考えずに漠然と書くと、重複していることがよくあります。
それぞれの言葉の意味を理解して使うようにしましょう。
「元日」は一月一日のことです。「元旦」は元日の意味でも使われますが、本来元日の朝のことを言います。
「令和四年元旦」と元号を付けてもよいですが「一月元旦」は一月が重複するためまちがいになります。
投函する日をチェック
12月25日頃までにポストへ投函すると、元旦に届けることができます。その際ハガキの表に「年賀」と書いていないと、普通郵便としてすぐに届いてしまうので注意が必要です。
年賀状は松の内(一月七日)までに出します。それを過ぎたら「寒中お見舞い申し上げます」と書きましょう。
まとめ
全てパソコンで打ち込んでいったほうが効率的なのは間違いないですが、長年、年賀状だけのやり取りになってしまっている旧友や親戚にも、一言手書きで添えるだけで温かみのある年賀状となり、気持ちが伝わりやすくなるものです。
皆さんも、近況報告や、昨年のお礼などを年賀状に一言添えて送ってみてはいいかがでしょうか。字に自信がなくとも丁寧に書けばそれだけで気持ちは伝わるものです。